田舎なんだけど本当に応募が来るの?
「田舎だし、いい人からの応募がなかなか来なくてね…」
採用を考えたときに、この悩みを話してくれる事業者さんは少なくありません。
そこで今回は「田舎の事業者さまの採用はどうすれば上手くいくのか?」をテーマに記事を書きたいと思います。
- 求人広告を出してもなかなか反応がなかった。
- Indeed運用代行に任せてみたけど、思うような結果が出なかった。
- 周りの経営者仲間に聞いても「うちも採用キビしいよ」と同じ話になる。
- お金を出して手を打ってもうまくいかない。
- 何をどう変えればいいのかもよくわからない。
こうした状況から「やっぱり田舎だから採用キビしいのかな」と考えるのは自然なことです。
ただ、私たちが宮崎、沖縄、宮城、長野といった地方で採用支援に携わってきた中で見えてきたのは、少し違う景色でした。
田舎だから応募が来ないのではなく、
応募が来ない原因は別のところにありました。
今日はこのへんを深掘りしていこうと思います。
業者に任せてもうまくいかない理由
本業で成果を出している経営者ほど、採用は専門の業者に任せて、自分は本業に集中するという形をとっていることが多いと思います。商品開発、営業、取引先との関係構築。経営者としてやるべきことは山ほどありますから。
では、なぜ業者に任せているのにうまくいかないのか。
私たちが地方の事業者さんと一緒に採用の現場に入ってきた中で、繰り返し見てきたのが、大都市圏のやり方がそのまま地方に持ち込まれている、という状況でした。
大都市圏のやり方は地方では通用しない
大都市圏には、年間に数十人、中には百人以上を採用する大企業や有力な新興企業がたくさんあります。そして、採用支援業者のノウハウも、基本的にはそうした規模感を前提に組み立てられています(事例が多くあるからです)。
広告を広く出して、たくさんの応募を集めて、その中からふるいにかける。
母数が多い都市部ではこの方法でも成り立ちます。
でも、地方の中小企業に同じことをしても、お金を溶かすだけ。
つまり「ローカライズがうまくいってない」時に、冒頭のような「田舎だからか何やっても上手くいかない」という事態に陥っているケースが多いです。
地方の求職者は、都市部とは違う基準で職場を選んでいる
たとえば現場でスタッフさんの話を詳しく聞いてみると…
「家から近いかどうか」が、給与や福利厚生と同じくらい、ときにはそれ以上に大きな判断基準になることがあります。特に子育て世代の求職者を探したい事業者さんにとってはこうした基準を軽視してはいけません。
こうした地方ならではの力学を踏まえずに、都市部向けのテンプレートで求人を出しても、届くべき人に届かないのです。
「良い求人を作ろう」というインセンティブが働かない構造
さらに、多くのIndeed運用代行会社は広告費に対する手数料(20〜35%)で収益を上げています。
この構造は、「採用がうまくいかず、広告を出し続けてもらうほうが報酬が増える」という収益モデルとも言えます。
地方では応募の母数が少ないからこそ、届ける精度が大事になります。
にもかかわらず、精度を上げるインセンティブが構造的に弱い。
採用にきちんとお金を出しているのに結果が出ないのは、地方の事情に合った採用のやり方がされていないことに原因があるケースが多いのです。
採用がうまくいった会社の共通点
私たちが多くの事業者さんの現場に入って、
一緒に採用に取り組んできた中で気づいたことがあります。
採用がうまくいくようになった会社には、共通する転換点がありました。
それは「自社を選ぶべき理由」が言葉になった瞬間です。
「自社を選ぶべき理由」の言語化
例えば…「どんな人に来て欲しいのか」がはっきりしていないと、求人の内容も曖昧になります。
「うちは給料も高くないし」「福利厚生も特別じゃないし」と、つい条件面だけで考えてしまいがちですが、実際には条件面だけで職場を選んでいる求職者ばかりではありません。特に地方ではそうです。
「来て欲しい人はどんな人か」「その人にとって、この会社のどこが魅力なのか」を整理して、求人に反映する。
宮崎、沖縄、宮城、長野といった地方の企業で、この「自社を選ぶべき理由」の言語化に取り組んだ結果、応募が来るようになり、しかも採用した人が定着しているという事例を、私たちは実際に見てきました。
いずれも「田舎だから人が来ない」と言われてもおかしくない地域です。
本業の成功は、採用でも武器になる
そして、ここまで読み進めているあなたのような事業者さまには他の企業にない強みがあります。それは「本業が上手くいっている」こと。
本業がうまくいっている会社は、求職者から見たときに魅力的な要素をたくさん持っています。
- 事業が成長している。
- 経営が安定している。
- 商品やサービスに力がある。
こうした要素は、本業で苦しんでいる会社には出せない強みです。
「自社を選ぶべき理由」の素材は、すでに持っている。
あとはそれを採用の場面で伝わる形に整えて届けられるかどうか。
本業で培ってきた会社の魅力を、求職者に向けて届けることができれば、「田舎だから」は採用がうまくいかない理由ではなくなります。
言語化を、一緒にやります
株式会社 BeAuthでは、採用支援として「自社を選ぶべき理由」の言語化に取り組んでいます。
私自身、もともと老舗メーカーでマーケティングを担当しながら採用の現場にも携わっていました。求人業者に任せてみたものの、的外れな原稿が上がってきて頭を抱えた経験は、発注する側の立場で何度もしています。
- 採用にお金を出しているのに成果が出ない。
- 何をどう変えればいいかわからない。
そういった状況にある方は、一度お話を聞かせてください。
御社の採用状況をお聞きした上で、何から手をつけるべきかを一緒に考えます。