2026年3月14日 更新

【よくある疑問】上手くいかなかったケースはあるんじゃないですか?

Written By 甲斐慶彦 マーケター

【よくある疑問】上手くいかなかったケースはあるんじゃないですか?

正直に答えます。上手くいかない施策は、珍しくありません。

「これまでの実績はわかった。でも、上手くいかなかったケースだってあるんじゃないですか?」

こう聞かれることがあります。ごもっともな疑問です。正直に答えます。

単発の施策が外れることは、珍しくありません。キャンペーンの初速が思ったより伸びないこともあります。

ただ、私たちが本当に怖いと思っているのは「施策が外れること」ではありません。

「なぜ外れたかわからないまま、お金と時間が流れ続けること」です。


多くの事業者で起きていること

施策を打っても手応えがない。改善案は出てくるけど、それが効いているのかどうかもよくわからない。そのまま数ヶ月が過ぎていく。

こういった状況に頭を悩ませている事業者さまは、少なくありません。なぜこのような事態が起きるのでしょうか。多くの場合、依頼先の「仕事の範囲」に原因があります。

Web制作会社は、サイトを納品した時点で仕事が終わります。作ったものが売上に繋がっているかどうかは、そもそも範囲外です。なかには「改善しましょう」と言いながら広告費を使い続け、作業工賃だけが積み上がっていくケースもあります。売上に繋げるノウハウ自体を持っていない会社も少なくありません。

印刷会社も同じ構造です。チラシを提案するとき、「売上につながる構成にしましょう」と言います。でも刷り上がって納品した後、「あのチラシ、反響はどうでしたか?」と聞いてくる会社は、ほとんどありません。

広告代理店の場合は少し違う形で現れます。売上が動いていなくても、「クリック率が上がっています」「認知度が上がっています」と、売上以外の数字を持ち出して「効果は出ています」と説明するケースがあります。でも事業者さまが本当に知りたいのは、売上が動いたかどうかのはずです。

業種は違っても、根っこは同じです。サイトを作ること、チラシを刷ること、広告を回すこと——それぞれの仕事はきちんとしている。でも、あなたの事業が上向いたかどうかは、多くの事業者にとってのゴールになっていません。


私たちが「外れた」後にやること

私たちの支援は、施策を渡して終わりではありません。

だから、施策が外れたときの動き方が根本的に違います。

まず、キャンペーンや企画の中で初速が芳しくなければ、施策を追加してテコ入れします。データを見ながら、何が響いていないのかを特定し、手を打ちます。

それでもキャンペーン全体としてハネなかったとしても、終わりではありません。そのキャンペーンで新たに接点を持てたお客さまに対して、継続的にフォローを続けます。すぐに購入に至らなかった方でも、関係を丁寧に続けることで、数ヶ月〜1年単位で売上に変わっていきます。

つまり、どちらに転んでも次の手が用意されています。「施策が外れる=損失確定」ではなく、「施策が外れても、回収できる仕組みを最初から組んでいる」というのが私たちの考え方です。


実際にどういうことか。クラウドファンディングの事例で説明します。

あるクライアントで、クラウドファンディングで1,571万円を獲得したプロジェクトがあります。

この数字だけ見ると「うまくいった事例」に見えるかもしれません。でも実態は、複数の手を重ねながら積み上げた結果です。

最初は、既存のお客さまへの事前告知から始め、最初の売上の山をつくりました。

1週間ほどで失速するのは想定内でした。だから最初から広告を並行して走らせていました。1〜2週間で勝ちパターンを見つけ、2つ目の山をつくりました。

もう一伸びほしかったので、そこまでの売上実績をプレスリリースで公的に発信し、3つ目の山をつくりました。

クラウドファンディングが終わった後も終わりではありません。集まったお客さまに向けて継続的にフォローを続け、そのお客さまの傾向に合わせた商品開発も行いました。

そのクラウドファンディングで売った商品を入口に、関連商品を展開していった結果、年間で約6,000万円の売上につながりました。

「フォロー体制がある」というのは、こういうことです。1つのキャンペーンで終わりではなく、そこから次の手が続いている。最初からそういう設計をしているから、単発の施策が外れても、全体として積み上がっていきます。


「試行錯誤」はマーケティングの基本です

ユニクロ創業者の柳井正さんは、著書『一勝九敗』の中でこう語っています。

「今まで僕はずっと失敗してきた。勝ち負けでいえば一勝九敗くらい」。そのタイトル自体が、「経営というものはそもそもそれぐらいの確率でしか成功しないものだ」という実感から来ています。

マーケティングも同じです。すべての施策が当たるとは誰も言えません。大事なのは、外れた理由がわかること。そして、次の手が用意されていること

多くの外部事業者は、施策が外れたとき、一緒に頭を悩ませ、汗をかくことをしません。納品したら、運用したら、そこで役割は終わりです。私たちはそれが、根本的に違います。


「施策を打っているのに、手応えがない」なら

施策を打っているのに、なぜか手応えがない。そんな状態が続いているとしたら、施策そのものの問題ではなく、こうした「テストして、データを見て、次の手を打つ」というプロセス思考が社内に取り入れられていないからかもしれません。

自社にどのようにこういうプロセスを取り入れればいいんだろう?と思われたなら、一度話を聞かせてください。

初回のご相談は無料です。

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この記事のまとめ

マーケティング施策が外れることは珍しくないが、問題は「なぜ外れたかわからないまま時間とお金が流れ続けること」である。多くのWeb制作会社や広告代理店は納品や運用で終わり、売上への責任を負わない。しかし適切な支援では、施策が外れても次の手を用意し、データ分析による改善とフォロー体制で長期的な成果につなげる。マーケティングは試行錯誤が基本であり、重要なのは外れた理由の把握と継続的な改善プロセスの構築である。

よくある質問

施策が外れた場合でも、まずデータを分析して原因を特定し、追加施策でテコ入れを行います。それでも効果が出なかった場合は、新規接点を獲得したお客様への継続的なフォローを通じて、中長期的な売上回収を目指します。重要なのは「外れた理由を分析し、次の手を用意しておく」ことです。
多くの外部事業者は「納品したら終わり」という仕事の範囲で動いているためです。Web制作会社はサイト納品、印刷会社はチラシ制作、広告代理店は広告運用までが業務範囲で、実際の売上向上は範囲外となっているケースが多いのが現状です。
単発の施策ではなく、複数の手を組み合わせることが重要です。既存顧客への事前告知、広告展開、プレスリリース活用など段階的に施策を重ね、終了後も継続的なフォローと関連商品展開を行うことで、単体の成功を全体の売上向上につなげることができます。
ユニクロ創業者の柳井正氏も著書で「一勝九敗」と語っているように、マーケティングでもすべての施策が当たるわけではありません。重要なのは失敗確率を受け入れつつ、外れた理由を分析し、次の手を用意しておくプロセス思考を持つことです。
「納品して終わり」ではなく、施策実行後も継続的にフォローし、データ分析と改善提案を行ってくれる会社を選ぶことが重要です。売上向上という最終目標にコミットし、外れた場合の次の手まで一緒に考えてくれるかどうかがポイントとなります。